子供に対して「怒る」「叱る」「諭す」の違い!難しさ!注意点! - ベビケラ

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子供に対して「怒る」「叱る」「諭す」の違い!難しさ!注意点!

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皆様、こんにちは!
株式会社babykera Proの甲斐です!^^

子供のしつけや教育の場面!
「怒る」「叱る」「諭す」は、似ているようでまったく異なるアプローチです!

日々の育児・教育では、つい感情的になってしまうこともあるかもですが、子供の脳や心の発達に配慮する上では、それぞれの使い分けが非常に大切!

ということで今回は!これら3つの行為の本質や影響を脳科学・心理学・教育学などの視点から詳しく解説し、子育てにおいて注意すべきポイントやコツを解説しますよー!

それでは、いってみよー!(おー!)


「怒る」「叱る」「諭す」の基本的な定義と意味の違い

「怒る」とは

定義・特徴

  • 親(大人)の側の感情が高ぶり、抑えられずに子供に感情をぶつけること。
  • 子供に正しい行動を教えるというよりも、親のストレス発散や感情の爆発という面が強い。
  • 子供からすれば「怒られること自体が怖い・嫌だ」という記憶が残り、行動の理由を理解しづらい。

脳科学的影響

  • 怒りやストレスによって、子供の脳ではコルチゾール(ストレスホルモン)やアドレナリンが過剰分泌される。
  • コルチゾールが慢性的に高い状態が続くと、子供の海馬(記憶や学習に関わる脳の部位)や前頭前野(思考や判断を司る部位)の発達を阻害する可能性がある。
  • 親自身のストレスも増大し、さらに怒りが増すという悪循環に陥るリスクが高まる。

心理学的影響

  • 子供は「自分自身が否定された」「大人に認められていない」という感情を抱きやすい。
  • 行動そのものの問題点より、「怒られないようにしよう」という防衛意識ばかりが強くなる。
  • 場合によっては学習性無力感(やってもどうせ怒られる、という諦め)を抱き、チャレンジ精神が失われる恐れもある。

    「叱る」とは

    定義・特徴

    • 子供の間違った行動や結果を指摘し、正しい方向に修正するための行為。
    • 親子のコミュニケーションの中で、建設的・論理的に「何がいけなかったか」を伝える姿勢が重要となる。
    • 声を荒らげることもあるが、その目的はあくまでも子供の行動修正や理解を促すことであり、感情の発散ではない。

    脳科学的観点

    • 親が「叱る」際に前頭前野をしっかり働かせ、理性的に説明できると、子供も落ち着いて話を聞きやすくなる。
    • 子供に「叱る」内容が明確に伝わると、脳内のワーキングメモリ(作業記憶)が適切に活用され、次の行動の修正がしやすくなる。
    • 感情的になりすぎずに理性的に伝えることで、コルチゾール過剰分泌を防ぎ、子供の脳の健康を守りやすくなる。

    心理学的観点

    • 「叱る」行為には、**アサーティブ・コミュニケーション(自己主張と相手の尊重の両立)**が求められる。
    • 行動自体を批判し、改善策を提示する一方で、子供の人格そのものを否定しない姿勢が大切。
    • 一貫性のあるルールを設定し、それを破った場合に「叱る」という形で建設的に対処することで、子供に安心感や明確な境界線を与える。

      「諭す」とは

      定義・特徴

      • 子供の内面(気持ちや考え方)に焦点をあて、「なぜその行動が起こったのか」「その背景にある価値観や感情は何か」を共感的に探りながら指導する。
      • 行動の表面だけでなく、道徳的・倫理的な意味や「他者に与える影響」までを子供に考えさせ、納得へと導く。
      • 子供に“自分で気づき、自分で選択する力”を身につけさせる行為であり、主体性自己肯定感を育てるうえで非常に重要。

      脳科学的観点

      • 「諭す」際には、子供自身が前頭前野を使って考え、思考を整理していくプロセスが促進される。
      • 親が落ち着いて子供の話を聞き、子供が落ち着いて自分の意見を言葉にできる環境を整えることで、オキシトシン(愛情ホルモン)が分泌され、親子間の信頼関係が深まる。
      • 子供が「自分で考えて答えを見つける」経験を積み重ねると、実行機能(計画・判断・自己コントロールなど)を育てる基盤となる。

      心理学・教育学的視点

      • 「諭す」コミュニケーションでは、**アタッチメント(愛着)**を強化し、子供に「自分は大切にされている」という安心感を与える。
      • 子供が「自分の意見が尊重される」と感じると、親への心理的安全性や信頼が高まり、さらなる学びや成長に積極的に向き合える。
      • 「諭す」を軸にした指導では、子供の道徳的判断力社会性、さらにはメタ認知能力(自分を俯瞰的に見る力)までも発達させやすい。

        「怒る」「叱る」「諭す」をめぐる難しさ

        親側のストレス・感情コントロールの難しさ

        • 親自身が疲れていたり、仕事や家事、人間関係のストレスを抱えていたりすると、「叱る」つもりがいつの間にか「怒る」になってしまうことは珍しくありません。
        • 特に、育児初期には睡眠不足やホルモンバランスの乱れもあり、理性よりも感情が先立ちやすくなる。
        • 親が自分のケアを怠らない(十分な睡眠、食事、リフレッシュ時間の確保)ことは、建設的に子供を導くためにも必須条件。

        子供の発達段階に応じたコミュニケーション難易度

        • 乳幼児期:言語理解が十分でないため、論理的に「諭す」ことは難しく、短い言葉で危険や行動の是非を伝えることが中心となる。
        • 幼児期~小学生低学年:自己主張は始まるが、まだ抽象的な思考は難しいため、「叱る」と「諭す」を混ぜながら、まずは目の前の行動修正にフォーカスしつつ、徐々に理由付けも伝えていく。
        • 小学生中学年~高学年:言葉や論理が通じやすくなり、他者への影響や社会規範を理解し始める時期。「諭す」方法が大きな効果を発揮する。
        • 思春期以降:自我が強くなり、反発心が高まることも多い。上手に「諭す」を活用し、子供の自主性を尊重しながら「叱る」ポイントは外さないバランス感覚が必要。

        「怒る」「叱る」「諭す」を正しく使い分けるための注意点

        まずは子供の気持ちを受け止める

        • 感情的に怒る前に、子供がどういう気持ちでその行動に至ったのかを聴く姿勢を持つ。
        • 「どうしてそんなことをしたの?」と問いかけるだけでなく、「○○が嫌だったんだね」「困っていたんだね」と親が言葉を補足しながら共感してあげる。
        • 子供が「自分の感情を理解してもらえた」と感じるだけで、攻撃的・防御的な態度が和らぎ、次のステップ(叱る・諭す)への受容度が格段に上がる。

        行動を具体的に指摘し、改善策・代替案を示す

        • 叱る際は、ただ「ダメ!」とだけ言うのではなく、「なぜダメなのか」「どうすればよかったのか」を具体的に示す。
        • 例)「友達を叩いちゃだめ」「どうして叩いてしまったの?」→「嫌だったら“やめて”って言おうね」「もし我慢できなかったら先生やママに声をかけよう」などの代替案を与える。
        • 具体性があると、子供の頭の中で「次回どう行動すればいいか」がイメージしやすくなる。

        「諭す」際には子供の思考プロセスを尊重する

        • 「諭す」は、子供が自分で考えて答えを導くことが鍵。
        • 「もし自分が同じことをされたらどう思う?」「次はどうすればみんなが楽しく過ごせると思う?」と、オープン・クエスチョンで対話を深める。
        • 子供自身が考え、納得する経験を重ねるほど、メタ認知能力道徳的判断力が育つ。

        褒めるポイントを見逃さない

        • 叱る・注意する場面だけでなく、日常の中で子供が上手にできたことや前向きな行動をしっかり褒める。
        • 褒められたとき、脳内でドーパミンなどの快感物質が分泌され、子供は「またやってみよう」「喜んでもらえて嬉しい」というポジティブな感情を抱く。
        • 「叱る」よりも褒める回数が多い家庭ほど、子供の自己肯定感が育ちやすく、結果として望ましい行動が増えやすい。

        親自身がイライラを溜め込まない

        • 親が長時間ノンストップで育児や家事、仕事に追われていると、イライラの爆発リスクが高まる。
        • セルフケアとして、短い時間でもホッと一息つく時間を作る・パートナーや家族に協力を求める・専門家(保健センターやカウンセラー)に相談するなどの方法を検討する。
        • 親がリラックスした状態を保てると、「叱る」「諭す」の質が格段に向上し、子供の反応も良くなる。

        科学的・心理学的に見た上手なしつけ方法のポイント

        親子ともにストレスを溜めない工夫

        • 脳科学的視点
          • 怒りやストレスが高い状態が続くと、扁桃体(感情の司令塔)が過剰に働き、前頭前野の理性的な判断が抑制されがち。
          • 親子でリラックスできる時間(スキンシップ、遊び、散歩など)を設けることで、互いのストレスを軽減し、脳の発達を促進しやすい環境をつくれる。
        • 具体的対策
          • 親が一人で抱え込まないよう、周囲のサポート(祖父母、保育園、シッターなど)を積極的に活用する。
          • 親自身が趣味や友人との会話、運動などでリフレッシュし、心の余裕を持つことを心がける。

        子供の視点を重視する対話

        • 心理学的視点
          • 共感コミュニケーションを意識し、子供の感情や理由をまず受け止めることで、子供の心が開きやすくなる。
          • 親が一方的に説教をするのではなく、子供の視点に立って「どういうことだったのか」を探る態度を持つと、子供の自己表現能力が育まれる。
        • 具体的対策
          • 「お話聞かせて?」と静かに話を促し、子供が言葉に詰まったら「○○が嫌だったの?」などと少し手助けする。
          • 子供の言葉を繰り返し、気持ちを言語化してあげることで、子供自身も自分の感情を理解しやすくなる。

        失敗体験をポジティブに活かす

        • 教育学的視点
          • 「失敗は学びのチャンス」という考え方は、子供の**レジリエンス(逆境から立ち直る力)**を高める。
          • 子供が失敗したとき、感情的に怒鳴るのではなく、「次に同じような場面になったらどうする?」と建設的な質問を投げかける。
        • 具体的対策
          • 失敗を責めるのではなく「学び」に変換する言葉がけを意識する。「ここは惜しかったね、次は○○を試してみようか」といった前向きな声かけ。
          • 失敗しても「やり直せる」「工夫して再チャレンジできる」環境を用意し、子供の挑戦を応援する。

        親の一貫性とルールの明確化

        • 発達心理学的視点
          • ルールが曖昧だと、子供は「何が良くて何が悪いのかわからない」という不安定感を抱きやすい。
          • 親がその時の気分や状況で対応を変えてしまうと、子供は混乱し、かえって望ましくない行動を繰り返すリスクが高まる。
        • 具体的対策
          • 家族で「やってはいけないこと」「守るべきこと」「守れなかったときの対応」をあらかじめ話し合っておき、紙に書いて目に見える形にしておく。
          • 兄弟がいる場合は、同じルールを適用し、差別的な対応を取らないように注意する。

        親がまず模範を示す

        • ロールモデル効果
          • 子供は言葉よりも親の行動から学ぶことが多い。親がいつも「怒りっぽい」「感情的」だと、子供はそれが普通だと思い込む。
          • 親が「ありがとう」「ごめんなさい」を素直に伝えたり、落ち着いて話し合う姿を見せたりするだけで、子供の言動に良い影響を与える。
        • 具体的対策
          • 親が自分のミスを認めたり、子供に謝ったりするシーンを作ると、子供は「大人だって失敗することがある」「謝ってもいいんだ」と理解する。
          • 感情が高ぶったときに深呼吸をする、言葉を選ぶ、といった親自身のセルフコントロール術を子供の前で実践し、良い見本となる。

        まとめ:怒るのではなく、叱る・諭すを意識して子供の成長を促そう!

        「怒る」は感情の爆発

        • 親のストレス発散につながりやすく、子供は委縮や恐怖を感じ、深い理解に繋がりにくい。

        「叱る」は行動修正を目的

        • 建設的かつ具体的に「何が悪いか・どうすればいいか」を伝えることで、次の行動を改善しやすい。

        「諭す」は内面へのアプローチ

        • 子供が自分の行動や気持ち、道徳観をしっかり考えるきっかけを与え、主体性を育む効果が大きい。

        子供の発達段階に合ったコミュニケーション

        • 年齢や性格、状況に応じて「叱る」と「諭す」のバランスを変え、必要なときには毅然とした対応を取りつつ、子供の心に寄り添う。親自身のセルフケアと学び
        • 親も人間であり、感情的になることはある。大切なのは、後からフォローすることや次の場面で落ち着いて対応する努力を続けること。
        • 育児書や専門家のセミナーなどを通じて、常に知識やスキルをアップデートする姿勢を持つ。

          おわりに

          子供は大人と違って、まだ自分の感情や行動をうまく整理・コントロールできないことが多いです!
          だからこそ、私たち大人が「怒る」だけでなく、「叱る」「諭す」を適切に使い分けることで、子供の心と行動をより良い方向へ導く必要があります!

          また、親自身も完璧ではありません。失敗することも多々あるでしょう。
          しかし、後で冷静になって子供に謝ったり、「さっきはこうすべきだったよね」と一緒に振り返ったりする姿勢があれば、子供は親を信頼し直し、前向きに成長していきます!

          子供と親は決して一方通行ではありません。

          日々の育児や子育てで大変なことも多いですが、「子供がどうしてその行動をしたのか」「自分はどのように対応すれば子供の成長につながるのか」を意識するだけで、親子関係や子供の成長は大きく変わってくるはずです!

          ぜひこの機会に、「怒る」「叱る」「諭す」の違いと正しい使い方を再確認してみてください!

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          この記事の著者

          甲斐 錬也

          1992年3月12日生まれ。大分県佐伯市の自然豊かな町で育ち、20歳で大阪、27歳で東京へ上京。御茶ノ水にて一席だけの美容室Cuffnorikaをオープン。的確で論理的なカウンセリング、極限にローダメージな縮毛矯正で幅広い年代の客層から支持される。自身の趣味でもあるスキンケア、美容化学にも精通。

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